リックテレコムさんのIoT技術セミナーに行ってきた

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リックテレコムさんからのお誘いを受けて、秋葉原にあるステーションコンファレンス万世橋へ、IoT技術セミナー「IoTプロジェクトの成否を分ける戦略策定フェーズの3大鉄則」に参加してきました。

最近は人工知能だWatsonだという話ばかりしている私ですが、その前はむしろIoTの方に興味をもっていて、今年1月にやったセミナーでもITトレンド総まくりといいつつも、IoTの話を中心にしていたんですよね。

とはいっても、IoTと人工知能は切っても切り離せない関係です。1月のセミナーでも述べたとおり、IoTは狭義にはデバイスからのデータの収集とデバイスへの指示の技術であって、そこで蓄積されたデータを理解して、指示を行うのは人間であり、人工知能なのです。広義のIoTとして、その辺全体をひっくるめてIoTと言ってますが。(人工知能領域のマーケティングをしている人は、その辺全体をひっくるめて人工知能と言いますね。笑)

で、今日の話に戻って、今日はセミナーを喋る側ではなくて聞く側。
プログラムと、私なりの重要ポイントは下記のとおりです。

第1講演

デジタルネットワークで競争優位の源泉はシフトする「IoT×デザイン思考」で新たな価値を創造せよ
(講師:大川真史氏 株式会社三菱総合研究所)

  • なぜつなぐのか、何のためにつなぐのかが重要
    • それをきちんと定義する。そのため、ユーザー(≠顧客)を理解する。
    • いまはクレーマーと言われるような人の意見も意外と重要。
  • IoTは顧客の課題を理解するための重要なツール
    • サービスとは顧客の課題を解決するだけではない。顧客の課題を見つけることから。
    • 課題の探索のために、ユーザージャーニーの視点が重要。
  • 最適なユーザージャーニーを把握し続ければ、サービス基盤を作ることができる。
    • 航空機の部品(エンジン)メーカーであるGEがサービス基盤を作り、キャリアは機体メーカーではなくエンジンメーカーで購入する機体を選ぶようになった。(サプライヤから基盤提供者へ。)
    • ユーザー理解の深い分野・地域等をセグメントにすれば、自社が基盤提供者になれるところはある。
  • 顧客価値の最大化のためにIoTは有用
    • レトロフィットによる買い換え時期の後ろ倒しができれば、顧客の累積利得は上がる。
    • ユーザーの範囲を広く深くとって理解する、イノベーションを生むためのチームメンバーは幅を広くする(打率を下げてもホームランを狙う)。
    • IoTはリーン・サービス開発で行う。プロトタイプを作って2~3日使えば分かる。

第2講演

POC(Proof of Concept)から商用化を見据えたIoTシステム化戦略の勘所 柔軟かつ積極的に、多様な選択肢の適合性を試そう
(講師:八子知礼氏 株式会社ウフル)

  • IoTは「モノのインターネット」ではなく、「モノごとのインターネット」。
  • 世の中はつながっていないことだらけ。データを分断させない。「その系にない」大量のデータと併せる。
  • IoTは生産性改革ではなくイノベーションを目指す。
  • 課題先進国である日本の課題をIoTで解決する。
  • 製造業のサービス化は可能。
  • IoTはクラウド+モバイルで考える。ビジネスとシステムを一緒に考える。アジャイル開発、POCを作る。
  • 「手離れ」はIoTの世界では禁句。
  • IoTは多くの企業とのコラボレーションが重要。
  • 全データをクラウドに上げるのではなく、エッジ(拠点内のサーバ等)で処理することも考える。
  • データの販売の可能性もある。データが溜まっていくことは、貯金を貯めるのと同じ。

第3講演

情報セキュリティリスクが危機管理の第一歩「人」に起因するデータの扱いと人材育成が焦点
(講師:櫻井智恵氏 株式会社サン・パートナーズ 国立大学法人静岡大学客員准教授)

※情報公開NGのため、割愛します。

この記事を書いた人

井上 研一

経済産業省推進資格ITコーディネータ/ITエンジニア。株式会社ビビンコ代表取締役。
北九州市出身、横浜市在住。AIやIoTに強いITコーディネータとして活動。北九州市主催のビジネスコンテスト「北九州でIoT」に応募したアイディアが入選し、メンバーと株式会社ビビンコを創業。著書に「初めてのWatson」、「ワトソンで体感する人工知能」など。日本全国でAI・IoTなどをテーマにしたセミナーや研修講師での登壇多数。