「一流になるための人生の棚卸し術」

アカデミーヒルズでは「日本元気塾」の藤巻塾を主宰することになっている藤巻幸夫さんの本を初めて読んでみました。

藤巻さんは「自分ブランド」に関する著書があって、この本でもそれについて述べています。私も「自分ブランド」というのにはかなり興味があって、最初にそれを意識したのはトム・ピーターズの「ブランド人になれ!」で、最近も「パーソナルブランディング」を囓ったりしました。

私がこの藤巻さんの本で、いちばん惹かれたのは、

いまがどんな時代か自分の言葉で語る
これからどんな時代になるかを自分の言葉で語る
自分にはなにができるかを自分の言葉で語る

という、プレゼンテーションで求められる3要素。

これは、プレゼンテーションに限らず、自分をブランド化するために非常に重要な3要素なのではないかと思います。

「いまがどんな時代か」は、自分の物の見方を示しています。
「これからどんな時代か」は、客観的には先見性であると同時に、主観的に自分の価値観を織り交ぜる部分です。
「自分にはなにができるか」は、前向きさ、物事の推進力、責任感です。

これだけのことを、きちんと「自分の言葉」で語ることが出来れば、人は付いてくるはず。少なくとも、私の前にこれだけ語れる人が現れたら、付いていきたくなる。

このブログに書いていることや、日々の言動を振り返って、本当に自分の言葉で語れているか、この3要素が出来ているかを考えると、なかなか出来ていません。どうしても、語尾を濁しがちで、自分が言っていないような話し方が多いです。
これではいけませんね。もっと自分の言葉でちゃんと語れる人になります。(「なりたいと思います」じゃなくて。)

あと、もう1つ言いたくなった・・・。

フジマキがバーニーズのバイヤーとして働いていたころ、師と仰いでいる人がいた。後にプラダUSAのCEOになったコンスタンス・ダロー女史だ。
彼女が商品を買いつけるときの基準は、美しいかどうか、だった。
(中略)
それだけが唯一の判断基準だったのだ。
いま、なにが流行っているかとか、次のトレンドはなにが来そうかといったことは、いっさい考えなかった。自分の感性だけで勝負していたのだ。

藤巻さんはファッション業界の人なので、こういう話になりますが、私の所属するIT業界でも関係する部分はあります。
SEとしてお客様のシステムを受注生産するとしても、どこかに「自分の作りたいシステム」のイメージを持つことが重要なのではないでしょうか。そういうイメージがないと、途端にシステム作りは面白くなくなってしまう。
でも、そういう作りたいシステムのイメージを持つというのはなかなか難しくて、システムというモノに興味を持ち続けて、情報収集を続ける必要があります。藤巻さんは「ブレない軸を作るには、感性が鍵を握る」と言っています。その感性を磨くには「日々の地道な行動の積み重ねしかない」とも言っています。それと同じことです。

この記事を書いた人

井上 研一

経済産業省推進資格ITコーディネータ/ITエンジニア。株式会社ビビンコ代表取締役。
北九州市出身、横浜市在住。AIやIoTに強いITコーディネータとして活動。北九州市主催のビジネスコンテスト「北九州でIoT」に応募したアイディアが入選し、メンバーと株式会社ビビンコを創業。著書に「初めてのWatson」、「ワトソンで体感する人工知能」など。日本全国でAI・IoTなどをテーマにしたセミナーや研修講師での登壇多数。