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悪循環を断ち切る。

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明日は行政書士試験です。

9月に今年の試験を受けると宣言してから、伊藤塾のネット講義の受講を始めたり、テキストを読み込んだり、過去問を解いたりと、仕事以外の時間は勉強に打ち込む時間を過ごしました。これだけやれば、今年は受かる。そういう気持ちを持ち始めました。

しかし、そういう時間を過ごしたのは1ヶ月強でした。勉強が止まってしまったのです。
仕事が数年来の忙しさとなり、残業、徹夜、休日出勤が続いて、勉強できない日が出来ていくうちに、糸がぷつんと切れてしまった。まぁ、何を言っても言い訳です。事実、数週間続いた繁忙期が終わり、時間の空きが出来ても勉強に戻らなかったのですから。

そして、自暴自棄になってしまう日々がありました。勉強をやっていない罪悪感を強く感じていたのです。しばらくブログを書かなかったのも、Twitterでつぶやかなかったのも、その罪悪感が、何かを書こうという気持ちにさせなかったからです。

その自暴自棄の期間に、気づいたことがあります。私がなぜ、行政書士試験を受けると言い始めたかです。もともと、私が最初に行政書士試験を受けようと本格的に勉強を始めたのは2006年のことです。そのときは、本気で行政書士になろうと思っていました。それで、会社を辞めたくらいですから。
それから、何度か受けようと思ってはやめるということが繰り返され、今回勉強を始めたときには、もう行政書士になるという気持ちはほとんどありませんでした。では、なぜ受けようと思ったのか。それは、何かを目指していないと自堕落になってしまうからです。つまり、自分の生活をしっかりさせる、ある種の精神安定剤的な効用を期待したわけです。確かに効き目のある薬なのです。

私はここ数年間、そうしたサイクルを回していたのです。1年を通しで見ると、気持ちが盛り上がっている時期と、落ち込んでいる時期がありました。勉強を始めた頃に盛り上がった気持ちが、息切れしてくると勉強をやめて罪悪感に浸り、落ち込んでしまう。そして、それが駄目だと思って、また新たな目標を持ち出す。まさに悪循環と言うしかありません。もしかすると、これは躁鬱の症状なのかもしれません。遅いと言われるかもしれませんが、ようやっと、これが悪循環であることに、気づいたのです。つい、この間のことです。

この悪循環を断ち切らねばならない。そう思ったとき、2006年当時から今までのことを考え直しました。そして、気づいたことは、自分の仕事に正しい誇りを持てないのが原因だということです。

2000年に上京してシステムインテグレータに入社してから、3~4年ほどの間、私はひたすら技術を学び、仕事に打ち込んでいたと思います。会社からも高い評価を受けていました。しかし、その期間が終わると、私は惰性で仕事をするようになります。それでも評価は高いままで、上滑りしたような感情を持つようになったのです。自分のキャリアというものを考えても、何もキャリアプランが浮かばない。自分はなぜシステム開発の仕事をしていて、これからどうするつもりなのだろう、そもそも自分が作っている企業システムというものは、何の役に立っているのか。そういうことを考えても何の答えも出ないうち、別の仕事に移るという考えが支配的になっていったのです。それで会社を辞めるわけですが、数ヶ月後には、生活のためにシステム開発の仕事に戻ったのです。で、1年周期の悪循環を繰り返して、今に至る。

この悪循環を断ち切るには、自分とシステム開発という仕事の関係をしっかり整理しなければならないと気づきました。

以前、私の上司だった人が、会社を辞めた数年後に、また会社に戻ってくるということがありました(大変に仕事の出来る人です)。ちょうど、その頃の私はシステム開発の仕事なんてやめてやる!と思っていた頃だったので、「なぜ、○○さんは、この仕事をやるのですか?」と聞いたのです。その答えは「この仕事しかできないから」というものでした。
自虐的にも聞こえる答えで、当時の私はやはりそのように聞こえたのですが、今から思えば、それは大変に誇りのある答えであったと思うのです。

私も、生活のためとはいえ、数ヶ月でこの仕事に戻ってきたように、この仕事しかできないのかもしれない。ここまで独白してきたような紆余曲折があったとはいえ、もう10年のキャリアをこの仕事で築いてきたのです。そう思ったとき、であるとすれば、これから、私はどれだけシステム開発という仕事を好きになれるだろうか。それが、これからの私の職業人生の鍵であり、悪循環を断ち切る唯一の方法であると悟ったのです。

好きになるためには、学ばなければならない。学んでこそ、システム開発という日々の仕事から、いろいろなことを感じることが出来るのです。
だから、システム開発というものを、一から学び直そうと思っています。その成果を出力するために、このブログを使っていきたいと考えています。

※このブログを読み返せば、今までの紆余曲折、悪循環といった苦闘の歴史が甦ってきます。それを隠すことなく、オープンにしてしまおうと思って、今回の新しいinoccu.netのオープンに至りました。

もう、私には明日の試験は必要ない。
いや、明日だけではなく、これから二度と悪循環にはまらない。
そういう決意をして、この見慣れた世界で、新しい一歩を踏みだそうと思います。

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[...] 1ヶ月ほど前に「悪循環を断ち切る」という記事を書きました。行政書士試験を受けると宣言しておきながら、結局受けなかった。資格の勉強を始めるのは、自分の気持ちを盛り上げるた [...]

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プロフィール

井上 研一
10年ほどITエンジニアをやっています。Twitterなどネットサービスでは「inoccu」(イノック)というハンドルで活動中。IT業界、モバイルのことや本を読んだ感想、ライフハック、それからハロプロに関することなどを、このブログに書いているほか、たまに何かソフトウェアを作って公開(最近はAndroidアプリ)することもあります。詳細なプロフィールはこちら。

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